酒を傾けて・・・

暑い日は冷たい飲み物に限る・・・
オレは暑さを避けるように、地下酒場へと足を運んだ

酒を傾けつつ腰に下げた、相棒の感触を確かめる。
扉がけたたましく開いて無法者がオレに銃を付きつけた

4人か・・・

「おぅアンちゃんソコはワシらのイスじゃがの？」
「どいた方が見のためちゃうか？」

全く今日はついてない
ひらがなとカタカナまじりのセリフと
誤字のあるセリフを喋るアホどもを相手にするとは

だまって酒を飲みつづけていると
男たちが喚きはじめた

「てめぇ！このガンが、めにはいらね〜のか？」
「しにてぇらしいやコイツ」

漢字ぐらい使えよアホと感じつつ
既に酒が無い事に気が付く・・・
「マスターおかわりだ」

ぶちぎれた男どもが撃とうと腕の筋肉を硬直させた
その瞬間！

ダララララララッ！
オレの相棒がフルオートの火を吹いた
声も立てずに崩れ落ちる男たち・・・

あ・あれ？
銃を狙ったつもりだったんだが、やっぱフルオートは
そんな事には向いてなかったらしい。
まぁ横一列にボヤっと立ってるほうも悪いしな

静かになった店内にオレの注文の声だけが響く
「すまんなマスターおかわりだ」


って別に妄想の世界に入ってるわけじゃないです。
先日、お酒が呑めてエアガンが撃てるって言うお店に
行ってきました。

店構えは普通のショットバー
でも、普通じゃないのが店の奥にあるシューティングレンジ
平たく言えば射撃場だ

エアガンといえば犯罪がらみを連想する人が多いが
これは単なる偏見
犯罪者は別にエアガンでなくても犯罪を起こすのだよ
それに気が付かないなら次の犠牲者はアンタだな

まぁ、そんなこんなで昨今のエアガンによる事件で、
肩身の狭い思いをしてる人は、気の置ける友人たちと、
相棒をサカナにゆっくり酒を酌み交わしてはいかがかな？

場所は六本木アマンドから徒歩数分の所
お店の名前はホローポイント
銃好きにはピンと来る名前だ